Drupal 8, 9をこれからインストールするならComposerを利用しよう
Drupal 8.8 から Composer インストールに対応
Drupal インストール などで調べると Drupal の公式サイトからzip形式でダウンロードだったり、 drupal-composer/drupal-project という開発者向けの Composer のパッケージでインストールするという記事が多いのですが、Drupal 8.8 がリリースされたタイミングで公式に Composer を利用したインストールに対応したので、手順を紹介します。
今後はネットワークの制限などの特別な理由がない限り、Composer でインストールしていきたいところです。
Drupal 8.8.0 is the first release to include native Composer support without reliance on third-party projects to set up Drupal with its dependencies. New sites can be created using a one-line command.
引用元 : Drupal 8.8.0 is available | Drupal.org
インストールパッケージ drupal/recommended-project
基本的にはこちらを利用する方法が推奨されています。
Composer で自動的に追加される composer.json
や composer.lock
ファイル及び Drupal を動作させるために必要だが、Webサーバーで公開する必要のない vendor/
ディレクトリなどをルートディレクトリに含めずに済むので、後述する drupal/legacy-project よりこちらの方がよりセキュアと言えるでしょう。
なお、webサーバー(Apache や Nginx など)の設定でドキュメントルートを web/
ディレクトリ配下に設定する必要があります。
$ composer create-project drupal/recommended-project {インストールしたいディレクトリ名}
インストールパッケージ drupal/legacy-project
$ composer create-project drupal/legacy-project {インストールしたいディレクトリ名}
{インストールしたいディレクトリ名} がそのままドキュメントルートになります。
composer.json
や composer.lock
ファイル及び Drupal を動作させるために必要だが、Webサーバーで公開する必要のない vendor/
ディレクトリなども含めたすべてがルートディレクトリに置かれます。
あとはDrupalのドキュメントルートの index.php
にアクセスすればインストールウィザードが開きます。
ブラウザでのセットアップ方法に関しては、全てのインストール方法で共通の操作なので、省略します。
Drupal 8, 9は個人的にお気に入りのCMSなので、Composer 対応でより身近な存在となり、利用者が増えていけばいいなと考えています。